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  春の足音 



君が微笑む そよ風の中
菜の花畑の真ん中で

君と初めて口づけした日
ただ君は泣いてた

花の国からやって来た
妖精のような君だから

こわさないようにと

そっとそっとそっとそっと
抱きしめていたんだ
そっと

春色の足音





花の冠 頭にのせて
小首かしげて見つめる

君の視線が恥ずかしくて
ただ僕はうつむく

花の国からやって来た
妖精のような君だから

消えてしまいそうで

ずっとずっとずっとずっと
抱きしめているんだ
ずっと

春色の足音